忍者ブログ

夢を叶える勇気

Courage for Dreams come true. Mut zu Träumen wird wahr.

[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

選挙について。
 選挙へ行った。勿論11日(日)の話だ。今回の選挙は、自分の中では今までの選挙へ行く姿勢とはちょっと違った心持で望んだ。
 20歳で選挙権を得てから3年。ワクワクしながら投票会場へ行ったことなど一度もなかった。それは、もしかしたら殆どの人がそうなのかも知れないけれど(違うかも知れないけれど)、政治のことなんて何も分からないし、誰に投票しても自分らの生活に変化なんて無いよ、と冷めた気持ちでいたから。誰に投票するべきか、何を判断基準にすればいいのか、マニフェストって何?色々なことが分からなさ過ぎて、どうすればいいのかも分からない。そんな感じだった。
 だから選挙権なんて要らないな、と思っていた。持っていたって自分には何も出来ない。投票会場に行くのも億劫だし、誰かさっさと決めてくれよ。日本が良くなってくれると良いと思いながらも、具体的に何が必要なのか分からなかったから、考えることをやめていたのだ。
 それでも、この社会に生きる人間の一人として、やっぱり国内情勢とか政治とか堅苦しい難しい問題でも知らんふりしてはいられないとは思っていた。だから大好きな池上彰さん(自分はいつも「池上お父さん」と呼んでいる)が出演される、ニュースについての解説番組をよく観るようになった。今まで分からなかったことも、池上さんが子どもにも(あるいは頭のゆるい大人にも)分かるように簡単な言葉や例えを用いて解説してくれることで「なるほど、そういうことだったのか」と理解できる事が沢山増えた。
 番組を観るたびに、自分の中で気持ちが変っていったことは確か。今まではニュース番組を真剣に観ることは無かった。それはやっぱり「分からない」と思っていたからで、政治の関わらないニュースやエンタメばかり観ていた。それが今は、そういうコーナーが極力少ないニュース番組も父と一緒に観るようになった。分からないことがあれば「どういうこと?」と父に尋ねたりしながら、子どもじみた感想でもいいから、自分の考えを持とうと思った。
 今回の選挙では、仕事の関係で、参議院の候補者の演説を聞く機会もあった。そういうものに参加して段々と分かって行くものなんだと思った。今回もワクワクしながら会場に行ったわけではないけれど、少なくとも今迄で一番選挙の事を気にしていた。
 20歳に成りたての頃は、無理にでも政治とか知らなくてはいけないんだ、と思っていたけれど、自然とそういうものに目を向けようと思い始めるものなんだと、今回のことがきっかけで分かった。遅いのか早いのか、きっとそれは人それぞれで、有権者になる前から興味を持っている人もいるだろうし、ずっと大人になっても興味が無い人もいるだろう。ただ自分は今このときに「知りたいな、考えたいな」と思うようになって、日曜の朝にサンデーモーニグを観たり、月曜の夜にZEROを観たりしてるんだな、と思った。(これだけかよ、と思わないで。平日の朝は朝スバ!とか流してるから)
 参議院選は自民党の議席が過半数を得て、「ねじれ」になった。これからどうなって行くのか全く分からないけれど、政治に携わる人が日本を良い方向に導いてくれればいいと思うし、自分たち一人ひとりが「日本を良い方向に」と思えば、おのずとそういう道に進んで行くのだと思う。まずは自分の生き方を考え直す事からかな。事業仕分けじゃないけれど、無駄が多いから(笑)。自分がちゃんとやってなくて、他人に「ちゃんとしろ!」なんて言えない。

人気ブログランキングへ
PR

コメント

コメントを書く