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夢を叶える勇気

Courage for Dreams come true. Mut zu Träumen wird wahr.

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オペラ「フィガロの結婚」を終えて
 8月1日(日)、無事にオペラ「フィガロの結婚」は上演された。(観に来てくださった皆様、本当に有難うございました。)
 当日会場には300人を超える観客が入り、大いに笑ってくださったことが、出演者一同とても喜ばしいこと。オペラと言うとやはり豪華絢爛な会場で金持ちが優雅に鑑賞する、凄い声量で唄ってるアレ、みたいなイメージがあるのではないかと思うのだが(実際自分もまだそう思っている)、もっと庶民的でアットホームな、それでいて歌は凄い!と思ってもらえるような舞台を作りたいという自分たちの気持ちが伝わったのか、お客さんは十分に楽しんでくださったようで、終演後沢山のお褒めの言葉を賜った。

 今回自分は「語り手」という役で参加。昔からナレーションを担当するのが好きで、今回も語りが一番「オイシイ」と思ったので、ずっと「やりたいやりたい」と言い張って、この役を貰った。以前の語りは「カマカマクルツィオ」がやっていたので台詞がオカマ口調。そのまま読むわけにはいかず、ベースだけ残して「噺家の口上っぽく」を意識して台詞を考えた。沢山の”直し”をさせられ、「さらっと印象強く」という難しい演出を言いつけられ、どうしたものかと悩んだ。アレは正直、1日に1回しか言いたくない。喉が枯れるのだ。
 当日は着物と袴を着て登場。勿論自分では着付けられないので慣れている方にお願いした。背筋がしゃんとして凄く気持ちが良かったけれど、着付けてくれた方が「この背筋の伸びる感じが、”女でよかった”って思わせるのよね」と言うので、すごく困った。だってそんな風にはちっとも思わなかったから。「日本人でよかった」とは思ったけれど。なんだか、そういうところに違和感を感じるな。
 本番では、ちょっと噛んだけれど、ほぼ時間通り最後まで読み上げる事ができて、満足の行く口上になっていたと思う。


 次回の主催公演がいつになるのか、演目は何になるのか、という事はまだ決まっていない。現在は、11月28日に長崎市カトリックセンター(浦上天主堂横)にて「忘れられた少年~天正遣欧少年使節」を公演することが決まっている。こちらは2011年2月に行われるドイツ公演を記念して行う、長崎・愛媛巡演のひとつ。自分たちがどのように関わるかはまだ分からない。少年、やるかもなぁ。



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