夢を叶える勇気

自分が読んで面白いと思った本の紹介

角川ホラー文庫
藤木凜・著
「バチカン奇跡調査官」

＊＊大筋＊＊
全世界で起きた「奇跡」に関する報告がバチカンに送られてくる。
その「奇跡」が本当に奇跡なのかどうかを調査する機関がバチカンにはあり、
数学、化学、物理などのプロフェッショナルである日系人の平賀神父と
古語、芸術、暗号解読などのプロフェッショナルであるロベルト神父の二人が
奇跡調査を行うために各地へ赴いて「奇跡」と向き合っていく。


この本は、初め職場の先輩が読んでいて「難しいけれど面白い」と教えてくれたものでした。
その時はあまり本を読む時間が無く、タイトルだけ覚えていたのですが、
飛行機に乗るときに本が読みたくなるので、何か本を買おうと思ったときに
この本の事を思い出して、読んでみる事にしました。
先輩が言っていた通り、専門的な話や宗教の話が出てくるので難しいと感じますが、
それ以上に面白いと思いました。
読み進めていくと、知らなかった知識を知れたり、あまり興味の無かった国のことを知ることが出来たり、
何よりカトリックのことを（良くも悪くも）知っていくきっかけになります。
正直、この本を読んで理解した聖書の例え話や、意識していなかったことを知ることが出来て、
結構賢くなった気分になります。
暗い話もありますが。
宗教がメインの話ですし、「ホラー文庫」なのでとっつき難い印象派ありますが、
もし興味があったら、手にとって見てください。





アニメの放送もありました。
平賀神父の声は、「神父（エクソシスト）声優」と言っても過言ではない
岡本信彦さんが担当されました。